ハワイ島のヒロという町に滞在していた時に
日本の地震を知りました。
すぐに津波警報が出て、ホテルから避難することになり。
この体育館に避難。
遠い異国の地で、右も左も分からない中
一晩を避難所で過ごしました。
そこで知り合った、地元の老夫婦たちと
一緒に朝を迎え、何かの縁だからと朝食を一緒に食べました。
話をしてると、1960年代に日本で高校教師をしてらした様で、
今回の地震で、私たちにも何か日本の為にさせてほしいと
言って、朝食を御馳走になりました。
何気ない事かもしれませんが、こういうときに
そんな事されると、涙が出そうになりました。
とても素晴らしい、ご夫婦で
別れ際に、「ヒロのことを忘れないで」と言われたのが心に残ります。
ヒロという町は過去に2度、津波の被害にあっている街です。
きっとあの老夫婦も過去に経験がある筈です。
強い絆を持った、本当に素晴らしいご夫婦でした。
その後もオアフ島に帰る飛行機のスタッフの方達や、
色んなお店に行く度に、お店のスタッフから、
「あなたの日本の家族や、友達は無事だったの?」と声をかけられ、
日本を見守ってくれる暖かい心に触れることができました。
そして日本に帰ってくると、これが現実かという映像ばかりが流れ、
あり得ないという言葉しか出ませんでした。
ニュースの中で、何よりも嫌なのは、スーパーでの食料買い占め。
被災地でもないのにどうして?
料理を作る事の出来ない、お年寄りなどにとっては
簡単に食べる事の出来るパンや弁当、インスタント食品などは
まさにライフライン。
それを奪うのは、2次災害以外の何者でもありません。
そこんところ気がついてるのか?
今こそ自分の人間力が試される時です。
自分たちが思う以上に、世界の人達は見守ってくれています。
それに応える為にも、自分達の為にも
とにかく元気を取り戻しましょう!!